ども!カズマルです!
今年の3月に京都旅行へ行ってきました!
その旅行の中でもとくに良かったのが福寿園での抹茶体験。
よくある抹茶体験では、抹茶を点てるだけで終わりなところが一般的ですが、
福寿園では抹茶の点て方はもちろん、茶室に入るところから出るところまで含めた、茶道体験もできるんです!
今回は、そんな福寿園での体験の流れや、その中で学べる茶道の心得をご紹介したいと思います。
京都旅行でどこの抹茶体験に行こうか悩んでいる方は福寿園へ行かれることをおすすめします!
目次
京都で抹茶体験ができる福寿園とは
福寿園は寛政2年(1790年)に創業した老舗の茶舗(ちゃほ)で、サントリーと共同開発した緑茶「伊右衛門」が有名ですね。
ちなみに、この伊右衛門という商品名は、福寿園の初代 福井伊右衛門から名付けられたそうです。
そんな福寿園の本店は京都のど真ん中にドーンと構えられています。
フロアは地下1〜地上6Fまであり、老舗とは思えないほどめちゃくちゃ綺麗でした。
本格茶室「無量庵」
福寿園4Fの「京の茶庵」には「無量庵」という本格茶室があり、この茶室で実際に抹茶体験をすることができるんです。
歴史の教科書で見たことくらいはありましたが、実際の茶室を見るのはこれが初めて。
茶室といっても普通の畳張りの和室でしょ?くらいの知識しかなかったのですが、そんなことはありませんでした!
天井の高さは亭主とお客の関係を視覚的に表現するために高低差がつけられていたり、釘をいっさい使わないで建てられているなど、茶室には茶道のこころがたくさん取り入れられているんだそうです。
まったくそんなこと知らなかったので大変勉強になりました!
茶室へ入る前に
茶室に入る前にまずやることとして、蹲踞(つくばい)と呼ばれる場所で、手を洗い心身を清め流必要があります。全く知らなかった!
なぜ「つくばい」と呼ばれるかというと、客が茶室に入る前に這いつくばるように手や身を清める場所だったからだそうです。
柄杓(ひしゃく)を使って、順番に左手、右手、最後に口を清めます。
茶室への入り方
次は茶室への入り方。これもびっくりしたんですが、普通に扉から入るんじゃないんですね。
茶室に入るときは、にじり口と呼ばれる、小さな扉から入ります。
両手のこぶしを先にいれて、ひざからにじり入ることから「にじり口」と呼ばれるようになったそうです。
にじり口自体は結構狭く、ぶつからないように入るのがとても難しかったです。
昔の人は背が低かったからこんなに狭いのかな?とも思ったのですが、有名な千利休はなんと180cmも身長があったというからびっくり!僕よりでかいやないかー!
にじり口から茶室に入った後は、扉をしめます。この時、音を立てて扉を閉めることがポイント。
音を立てて閉めることで、亭主へ入出したことを知らせる合図の役割もあるからなんだそうです。
茶室に入るまでにもいろいろな作法があるんですねー!これは体験しなければ学べなかったことです。
まずは亭主のお手本
茶室に入ると、まずは亭主と呼ばれる方(ここでは福寿園のスタッフさん)が抹茶を点ててくれます。
その際、和菓子も用意されるので、亭主が抹茶を点て終わる前にすべて食べきってしまうのが作法なんだそうです。
現代のように、お茶を飲みながらお菓子を食べる和気あいあいとした会ではないんですねー。
肝心の和菓子のお味はというと甘すぎずで上品なお味でした。
口の中にかすかに残った和菓子の余韻をたのしみつつ、亭主に点てていただいたお抹茶をいただきます。
このお抹茶もおいしかったですねー。大変いいお点前でした♪
抹茶を飲んだことは何度かありましたが、こんなに泡がたっていて、口当たりがホワホワな抹茶ははじめて。
福寿園では裏千家のお作法が学べる
茶道にはいくつも流派がありますが、その流派ごとにこの泡の点て方も違うんだそうです。
今回点てて頂いた亭主は三千家(さんせんけ)のうちの1つ、裏千家と呼ばれる流派。
裏千家では、よく泡を立てるのが特徴の1つなんだそうです。
抹茶の点て方はもちろん、いただき方から、のみ終えたときの作法まで1つ1つ丁寧に教えてくれます。
実際に抹茶を点ててみよう【体験スタート】
亭主から抹茶の点て方を学んだところで、次は実際に自分で抹茶を点ててみます。
まずは、棗(なつめ)と呼ばれる器に入った抹茶を茶杓(ちゃしゃく)ですくい、茶碗に入れます。
釜からお湯をくみ、茶碗に入れ茶筅(ちゃせん)を使って点てていきます。
前後に茶筅(ちゃせん)を動かすんですが、これがなかなか難しい。終わる頃には手首がだいぶ疲れましたね。
出来上がったら、一緒に来ている人に飲んでもらってもよし、自分で飲んでもよし。
亭主に入れてもらったお抹茶と比べると、泡がまったくたたず、あのホワホワ感がうまく出せませんでした。悔しい…。
ですが、とてもいい経験になりました。
茶道のこころえ
抹茶を点て終えた後は、亭主から茶道の歴史や茶室の見方などいろいろなことを質問することが出来ます。
掛け軸の見方から、生けられている花にまで意味を持たせているそう。
もはや芸術、ほんと奥深いですねー。
福寿園の予約方法
今回の抹茶体験は、福寿園4階の「京の茶庵」で体験することが出来ます。
時間は30分〜で、僕の場合40分くらいの体験でした。
予約していなくても抹茶体験はできるそうですが、もし予約がいればそちらが優先となるので予約していくことをおすすめします。
予約は2名以上からで、電話(075-221-6174)での問い合わせになります。
料金は1人税込み2,700円です。
まとめ
初めての抹茶体験でしたが、想像していた以上に楽しむことができました。
亭主のひとつひとつの所作も美しく、見ていてたいへん美しかったですね。
茶道について今までまったく勉強したことなかったですが、基本的な知識をいれてもう一度体験に行くともっと学べることがあると思いました!また機会があれば行きたいですね。
今回訪れた福寿園ですが、抹茶体験だけでなくランチやディナーも食べることが出来ます。フレンチ料理と抹茶を組み合わせた料理も盛りだくさんです。
京都へ足を運んだ際はぜひ、福寿園で抹茶体験&ディナーを楽しんでみてくださいね♪
そのほかにも、京都観光で実際におとずれた観光スポットをまとめた記事も書いています。
関連記事:【京都旅行】二泊三日の京都観光おすすめのモデルコースをまとめてご紹介!【総まとめ】
京都旅行でどこに行こうか迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね♪
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ではではー!
この「福寿園」は本当にいいですよ。僕も行ってきました。
竹内さん>
コメントありがとうございます!竹内さんも福寿園に行かれたのですね!
抹茶体験されるなら福寿園はほんとおすすめですよね♩