カズマル
一人暮らしで1番お金がかかるタイミングっていつかご存知ですか?
それは一人暮らしを始めるときです。なぜなら一人暮らしをするにはいろんな初期費用がかかるからなんですね。
今回は一人暮らしを始めるにあたって知っておくべき
- 初期費用にはどういった費用がかかるのか?
- 東京へ引越した際にかかった実際の金額
をご紹介しようと思います。
これから一人暮らしを始めようと考えている方は1つの参考にしてみてくださいね♪
目次
引っ越して一人暮らしをはじめるときの初期費用は大きく4つ
一口に初期費用と言っても、大きく4つの費用に分けることができます。
- 引越し費用
- 賃貸契約費用
- 新生活必需品費用
- 生活費用
初めて一人暮らしをする方にとっては「え!?そんなにあるの?」と驚く方もいるでしょう。僕もそうでした。
まずはこれら4つの費用が何に対して発生するのか、またどのくらい費用がかかるのかについてご説明していきます。
一人暮らしの引越し費用
まずは1つ目の「引越し費用」についてです。これは読んで字のごとくなので簡単ですね。
「引越し費用」とは、引越し先へ荷物や家具を移動するためにかかる運搬費用のことです。
【実例】東京への「引越し費用」
この引越し費用がどのくらいかかるかは、下記3つのパターンのうちどれに当てはまるかで変わってきます。
- 引越し業者へすべて任せるパターン
- 家族や友達など身内で済ませてしまうパターン
- 家具・家電を引越し先で購入するパターン
僕が東京へ引越しをした際は3番目「家具・家電を引越し先で購入するパターン」の引越しでした。
そのため引越し先に運んだものは布団と毛布と洋服数着のみ。これらは引越し先の住所へあらかじめ郵送で送りました。
なので引越し費用としては、これらの郵送費用と福岡 – 東京間の大人一人の飛行機代(片道分)だけで済み、合計で35,000円でした。
家具・家電をすべて引越し業者に運搬してもらう方は、その分の費用がプラスでかかることになります。
一人暮らしの賃貸契約費用
つぎは2つ目の「賃貸契約費用」について。一人暮らしをしたことがない人にとって、もっとも謎なのがこの「賃貸契約費用」でしょう。
僕は引越しを2回しましたが、1回目は「え?こんなお金かかるの?」と驚愕したのを覚えています。いったいどのくらいかかると思いますか?
なんと僕の場合は約32万円もかかりました。高い…。
なぜこんなに費用がかかるのでしょうか?詳しくみていきましょう。
賃貸契約費用とは
賃貸契約費用には
- 敷金・礼金
- 管理費(または共益費)
- 仲介手数料
- 前家賃・日割り家賃
- 火災保険料
- 鍵交換費用
とさまざまな費用があります。いろいろありますね…。ひとつずつみていきましょう。
敷金・礼金とは
まずは敷金・礼金について。一人暮らしをしたことがない方でも一度は聞いたことがあるでしょう。
敷金とは簡単に行ってしまうと保証金のことです。
入居後に家賃を払えなくなった場合や、退去時の部屋の原状回復費用にこの敷金は使われます。
もしちゃんと家賃を払っていて、退去するときに部屋に汚れひとつない場合は、この敷金は全額返してもらえます。一種の預かり金と思っておいて問題ありません。
契約によっては1ヶ月分は必ず部屋の原状回復費用として敷金を使いますよ!という契約をする大家さんもいるので注意が必要です。敷金がどう扱われるのかは契約する前にきちんと確認しておきましょう。
次に礼金についてです。
礼金とは大家さんへ部屋を貸してくれてありがとうの意味を込めて払うお金のことです。
昔は子供をアパートに住まわせる際に、親が大家さんにきちんと面倒を見てくださいね!という気持ちが込められて払われていたそうです。
その慣習が今でも残りつづけた結果がこの礼金制度です。
これらの敷金・礼金は大家さんによってさまざまで、どちらもいらない、つまり敷金・礼金ゼロの賃貸も最近では増えてきました。
なので初期費用をなるべく抑えたいという方は、敷金・礼金がなるべく少ない部屋を探すのがポイントになります。
敷金は払っておいて損はない
さきほど敷金・礼金の話をしましたが「それだったら敷金・礼金ゼロの部屋が一番安くていいってことだね!」と考えた方はいるのではないでしょうか?
みんな初期費用は安く済ませたいと思うものです。なので敷金・礼金どちらも払わなくて済むのであればそれにこしたことはありません。
しかし敷金が1ヶ月取られるからといって、別に損をするわけではないので注意です。
どういうことかというと、部屋を退去する際は必ず借り主には部屋の原状回復義務が発生します。
つまり部屋を退去するときは入居時と同じ状態にして退去する義務があるということです。
そのため敷金がゼロの場合は初期費用は安くなりますが、退去時に原状回復費用を別途払わないといけないことになります。
入居期間が短い期間であれば掃除をこまめにすることで、入居時と同じくらい綺麗な状態を維持することは可能かもしれませんが、1年や2年住んだ場合、それは不可能です。
先に払うか後で払うかの違いなので、個人の好みですが敷金は払っておいても問題ない費用だということを頭に入れておいてください。
僕の場合は敷金が2ヶ月、礼金はなしのマンションを選びました。
敷金は2ヶ月分で130,000円(賃料65,000円 ✕ 2ヶ月)、礼金は0円です。この敷金だけでも結構な金額になることがわかるかと思います。
僕の契約の場合、敷金2ヶ月の1ヶ月分(¥65,000)は全額償却されます。つまり部屋の修繕費用などに全額使うから1ヶ月分は絶対に戻ってこないよ!ということですね。
残りの1ヶ月分は、最初の1ヶ月分では足りなかったときだけ使われ、差額が退去時に戻ってくるということになります。
度々になりますが、あなたが部屋を借りるときは、敷金がどう使われて退去時にどのくらい戻ってくる可能性があるのかをきちんと確認しておくことが大切です。
仲介手数料とは
仲介手数料とはその部屋を紹介してくれた不動産会社に紹介料として払う費用になります。
大家さんと直接契約した場合や管理会社経由で契約した場合などはこの仲介手数料がかからない場合もあります。
僕の場合は不動産屋経由で契約したので仲介手数料が1ヶ月分かかりました。賃料が65,000円なので仲介手数料も65,000円ですね。
引越しの初期費用としてあまり準備できるお金がない方はこの仲介手数料は削れる費用になります。
大家さんと直接契約する場合は、内見とか大家さんとの交渉など自分でやらなくてはいけないのでご自身の引越し体力と相談といったところでしょうか。
前家賃・日割り家賃とは
この前家賃と日割り家賃の考え方は一人暮らし初めての方には難しいかもしれないので、丁寧に説明しておきますね。
まず知っておくべき前提知識として家賃は基本前払いになります。
例えば、9月も継続して部屋を借りる場合は8月末までに9月分の家賃を払う必要がありということです。
これを引越しの場合に置き換えて考えると、契約時に「日割り家賃」と「前家賃(次月家賃)」を払わなければならないことになります。
- 日割り家賃・・・住み始めてから最初の月末までの日割りの家賃
- 前家賃・・・住み始めた翌月の1ヶ月分の家賃
僕の場合でそれぞれ計算してみましょう。
僕がこの部屋に引越したのは平成24年の3月12日です。4月から新社会人として働き始めるために3月12日から入居開始しました。
ということは3月分の家賃が発生することになります。これが日割り家賃です。
3月は31日まであるので、3月の居住日数は20日間となり、僕の部屋の場合1ヶ月を30日として日割り計算する契約なので、日割り家賃は44,000円になります。
1ヶ月を30日とするか31日とするかは契約によって異なりますので、どちらになるのかを事前に確認しておきましょう。
そして家賃は基本前払い制なので4月分の家賃を前家賃(次月家賃)として1ヶ月分(65,000円)契約時に払う必要もあります。
そして僕の場合、日割り家賃と前家賃(次月家賃)を合わせると約11万円かかるということになります。
火災保険費料とは
つぎに火災保険料についてです。これも初めて一人暮らしをする人は知らないことが多い費用になります。
火災保険とはなにかというと、読んで字のごとく部屋が火災被害を受けた際の保険になります。
火災保険への加入は任意ですが、火災保険に入らないと部屋を貸してくれない大家さんがほとんどなので、事実上必ず入らなければならない保険だと考えておいてください。
安心して欲しいのは、保険費用は2年間で2万円くらいなのでそこまで高くないということでしょうか。
万が一不注意で部屋が全焼したら被害額は相当な額になってしまいます。それを考えると入るのは必然の保険になります。
僕の場合はAIUのリビングサポート保険で2年契約が16,000円のものに加入しました。
鍵交換費用とは
大家さんによってこの鍵交換費用がかかるかかからないかは分かれると思いますが、前の住人と同じ鍵はなんか嫌ですよね。
なのでほとんどの方は鍵を交換します。鍵を交換する際の費用の相場はだいたい8,000円〜15,000円の間くらいでしょうか。
ちなみに僕の場合は鍵交換費用は大家さん負担だったため、鍵交換費用はかかりませんでした。
【実例】東京で家賃67,000円のマンションの「賃貸契約費用」
さて、一人暮らしを始める際の初期費用として賃貸契約費用について細かくご説明していきました。
僕の場合はこの賃貸契約費用として全部合わせると約32万円でした。そしてそれぞれ細かい費用の内訳をまとめるとこんな感じになります。
家賃が67,000円で敷金2ヶ月の場合はこのくらいかかるんだと、参考にしていただければと思います。
一人暮らしの新生活必需品費用
次に、生活をしていく中で最低限必要となる「新生活必需品費用」についてみていきましょう。
「新生活必需品費用」とは、冷蔵庫や洗濯機、カーテン、食器など、新生活を始めるにあたって最低限必要となるものの費用です。
引越しを機に新しく家具・家電を購入する人はここの費用が結構デカいです。新生活で必ず必要になるものを記事にまとめているのでそちらも合わせてみてくださいね♪
関連記事:一人暮らしで必要なものをご紹介!最低限必要なもの、徐々に揃えていけばいいものを僕の経験から教えます♪
【実例】東京での「新生活必需品費用」
僕の場合は、この生活必需品に含まれる家具・家電、生活雑貨はすべて新しく購入しました。
そして引越しで1番ケチったのもこの費用です。家具・家電はほんとに最小限のものだけに絞って、値段も1番安いものにしました。
それでもかかった費用は約8万円ほど。一つ一つの金額が大きいので新しく1から揃えるとなると最低でもこのくらいはかかりますねね。
一人暮らしの生活費
もちろん引越した後は普通に生活していかなくてはなりません。なのでそのための食費や水道代、電気代などの費用も必要になります。
引越し費用とこの生活費を別で考えていて、引越し後にお金足りないじゃん!とならないように、一人暮らしを始める場合はこの引越し後の生活費についても事前に考えておくべき費用です。
【実例】東京での「生活費用」
僕の場合は4月からの新社会人デビューのために引越したため、引越ししてすぐにお給料が入るわけではなかったです。
入居したのは3月中旬で、入社後の初給料は5月です。そのため最低でも丸々1ヶ月は自力で生活できるだけの費用を準備しておく必要がありました。
そして実際に東京へきて最初の1ヶ月半ほどで必要だった生活費は約23万円。予備のお金として貯金なども含めた金額になっています。
GWなどの連休に実家へ帰省することを考えると、そのための飛行機代なども今のうちに計算に含めておくと良いでしょう。
ちなみに東京での一人暮らしだとどのくらいの生活費がかかるのかを関連記事に詳しくまとめているので参考にしてみてくださいね♪
関連記事:東京で一人暮らしすると生活費はいくらかかるのか?家賃、食費、水道・光熱費をそれぞれ公開!
東京での一人暮らし生活で必要な初期費用の合計
さて、ここまで初期費用を占める4項目について細かくご説明しました。
最後に実際に僕が東京で一人暮らしする際にかかった初期費用の合計額を発表しておきますね!じゃん!
約70万円!!(グフッ…)
さすがに大学卒業時点でこれだけの大金は持っていなかったので、最後の親のスネをかじってしまいました…。両親には頭が上がりません。はい。
そしてそんな初期費用の割合を項目別に見てみると、一番割合が大きかったのはやはり賃貸契約費用でした。そしてその次がなんと生活費用!
僕のように新社会人として一人暮らしを始める方は、引越し費用にばかり目がいってしまうと思いますが、生活費用にも目を向けなければならないことがわかりますね!
一人暮らしを始めるにあたっての引越し初期費用:まとめ
今回は一人暮らしをする際にかかる初期費用について、その費用がどのくらいかかるのかを僕の経験からご紹介しました。
初めて一人暮らしをするという方の中には初期費用がこんなにかかるとは思っていなかった方がほとんどでしょう。
今回の僕の例では初期費用として約70万円かかっていますが、一般的には約30万円〜80万円と言われたりします。
一人暮らしをすることが決まっている方は、自分の場合どのくらいの費用がかかるのかを早めに計算して、その費用をどう抑えるか、どう確保するのかを考えることが重要です。
また一人暮らしであると便利な生活アイテムについても関連記事にまとめているので合わせて読んで見てくださいね♪
関連記事:一人暮らし生活であると便利なお役立ちアイテム【調理・キッチン編】
以上、ではではー!