ども!カズマルです!
人生には自分の思い通りにならないことや、辛い出来事などが日々待ち受けています。
あなたはこんなとき、どう対処していますか?
今回は、そんな思い通りにいかないことが自分の身に起きたときに、僕が大切にしている考え方をご紹介したいと思います。
目次
僕は人のせいにすることが得意だった
日々の生活の中で「こんなはずじゃなかったのに」「あの時こうしていれば」なんて思っても、後の祭りなことって結構多いですよね?
友達と喧嘩したり、彼氏・彼女に振られたり、仕事で大きなミスをしたり、上司に怒られたり。
「もっとやれたはずなのに」と後悔したり、「自分のせいじゃない!」と誰かのせいにすることもあります。
昔の僕はというと、嫌なこと、うまくいかないことが起きるとすぐに人のせいにしていました。今考えるとかなり子供ですね。
ではなぜ、人は都合が悪いとすぐ人のせいにしてしまうのでしょうか?
答えは、その方がずっと楽だからだと思います。
自分と向き合うのには結構、力を使いますし、頭も使います。
それに比べて人のせいにする行為には力も頭も必要ありません。なので人のせいにして片付けた方が断然楽なんですね。
自分を見つめなおす機会が生まれる
そんなある日、ひょんなことから1つの考え方を、教えていただく機会がありました。
それ以来、その考え方にとても衝撃を受け、すぐさま自分に取り入れるよう努力しました。
そしてその考え方で日々を捉えるようになってからは、自分にとって望まない状況が起きた場合でも、人のせいにせず、物事の原因を前向きに考えられるようになりました。
その考え方というのが「原因と結果の法則」です。
このとき、教えていただいたことを要約すると、
人のせいにして物事を片付け続けても、結局その嫌なことや・失敗を繰り返すだけだ。
そうではなく、全ての結果(良い結果・悪い結果含め)に対して原因は自分にあると考えろ。
そうすることでしか、人は成長しない!
僕の思考の変化
例えば、僕自身、学生時代に付き合っていた彼女に浮気をされたことがあります。
当時の僕はこのとき以下のような考え方をしていました。
<当時の僕の捉え方>
- 彼氏がいるのに浮気するなんて信じられない。
- もともと僕のことは好きでもなんでもなく、ただ遊ばれていただけだ。
- なんてひどいやつなんだろう。
- 男に誘われれば誰とでも寝る女なんだ。
浮気の原因を全て彼女のせいにしていたんですね。
原因と結果の法則では、全ての結果の原因は全て自分にあると捉えます。
では、この浮気の原因を自分にあると捉えて、書き直してみましょう。
<今の僕の捉え方>
- 友達との遊びを優先して、彼女をほったらかしにして寂しい思いをさせていた。
- 自分自身、バイトや大学のことで色々とあり、彼女のことを考えてあげられる心の余裕がなかった。
- メールなど連絡をこまめにくれていたのにそれに僕が応えられていなかった。
もちろん、今でも理由はどうであれ浮気は許せません。
しかし、学生時代の僕と今の僕では、その結果に対しての考え方がこのように変わりました。
原因と結果の法則|ジェームス・アレン著
この「原因と結果の法則」ですが、もともとはイギリスのジェームス・アレン氏が1902年に書いた「AS A MAN THINKETH」が原書になっています。
1世紀以上も前に書かれたこの本が今なお売れ続けていることからも、この「原因と結果の法則」が人生にとても大切な考え方であり、様々な人に語り継がれていることが分かります。
この本でのジェームス・アレン氏の考えは「自分の思いがこの世を構成する事象の最小単位であり、それらの集合が身の周りの環境や健康、さらには成功へと導くんだ」と説いています。
もう少し噛み砕いて説明すると「自分の生まれ育ちが不遇であったことを言い訳にしていても、それも含めて自分の思いが具現化した結果であり、環境のせいではない」ということです。
まだこの本を読んだことがない方は、ぜひ一度読んでみてくださいね♪
人のせいにしても何も生まれないということに気づいた
話を続けます。
この考え方の一番いいところは、客観的に自分自身を見つめ直し、改善する余地があったかどうかを振り返ることができるところだと思っています。
つまり、起きた事象に対して、
- 自分の何がダメだったのか?
- どうすればその事象を回避することができたのか?
- 同じことが起きないようにするためには何に気を付ければよかったのか?
を自分の頭で考えることによって、次に同じようなことがおきる前にきちんと対策ができます。
その結果、同じ過ちを繰り返さなくなることで、自分の成長を加速させることも可能です。
一つの事例を考えてみましょう
例えば、以下のような事象があったとします。
明日、午前9時から「今後の商品開発の進め方について打ち合わせがしたい」とクライアントから依頼があった。
場所は、自社の品川オフィスで、クライアントが他県から打ち合わせ資料を印刷して持ってきてくれる。
参加者は自分、上司、クライアント先のAさん、Bさんの計4名。
当日になってクライアントは新幹線が遅れたため、品川に着くのが1時間遅れた。その連絡を受けたのが、9時だった。
結局、クライアントが品川についたのは10時。しかも、クライアントとの認識相違があり、打ち合わせ資料はこちらが印刷すると思っていたため持ってきていない。
結局、打ち合わせは遅れに遅れ、始められたのは10時半になってしまった。打ち合わせは2時間で終わる予定だったので、11時から別の大事な打ち合わせも入れていた。
11時から予定していた大切な打ち合わせは、各所と調整し別日に延期してもらった。
自分自身にこの事象が起きたと考えてみてください。
あなたはどう捉えるでしょうか?
単純にこの状況を整理すると以下のようになるかと思います。
- 新幹線が遅れると分かった段階ですぐに連絡をくれなかった。
- 電話で打ち合わせ資料は印刷してきてくれと会話したのに、印刷してきてくれなかった。
- 大事な打ち合わせを延期させてしまった。どうしてくれるんだ!
などなど。
自分としては何も悪い点はないように見えますよね?
だって、遅れたのも、資料の印刷を忘れたのも全部クライアントですから。
しかし、ここまでの過程で、自分にとって、会社にとって、何かプラスに働く考え方はありますか?無いんです!
ここで、原因と結果の法則の考え方の登場です!この事象の原因を全て自分のせいだと捉えてみましょう♪
- 新幹線が遅れるかもしれないという考慮が抜けていた。
- クライアントがメールで打ち合わせ資料を添付して送ってくれていたな、その時に電話でなぜ送ってくれたのか確認すべきだった。
- 打ち合わせ時間が伸びることを考慮して、11時から大切な打ち合わせをいれるべきではなかった。
まず、自分が「もっとこうすればよかったこと」が頭に浮かび上がってくると思います。
次にこれらをもとに、今後にどう活かすかを考えてみましょう♪
- クライアントとの打ち合わせを設定するときは、比較的仕事に余裕がある日にしよう!
- クライアントに品川に来てもらうときは、新幹線の遅延状況などリアルタイムで確認するようにしよう!
- 打ち合わせ資料は念のため、事前に最低限必要な分を印刷しておこう!
- 大切な打ち合わせの前後はなるべく他の打ち合わせは入れないようにしよう!
- 打ち合わせが遅れることを考慮して1時間多めに時間を見積もっておこう。
どうでしょう?
全てをクライアントのせいにしていた時と、自分のせいだと捉えた場合とで比較してみると、後者のほうがよりプラスな考え方であることがわかると思います。
「いやいやちょっと待て!新幹線が遅れているかどうかいちいち確認してたら仕事になんないぞ?」という方もいると思います。
あくまでも、大切なのは考える姿勢です。
その結果、二度と同じ過ちは、自分主体で起こさないように意識することが大切なんです。
自分を成長させる好循環を生む
僕は、今でもこの「原因と結果の法則」の考え方を基軸にして日々生活しています。
全部が全部この考え方かというと、そうではありませんが、自分の中で重要な要因となりえることに対してはこの考え方で考えるようにしています。
日々、結果はいたるところで生まれています。
突き詰めると、今私たちが存在していること自体、何かしらの結果です。
その結果から目を背けず、自分の頭で原因を考えてみてください。
そして、自分でもっと出来たはずのことがあれば、今後に活かしてみてください。
このサイクルを続けることで、自分自身を成長させる好循環のサイクルを作れるはずです!
以上、ではではー!